◆スノーボード・ハーフパイプ(HP)W杯第1戦(12日、中国・張家口) 日本勢7人全員が進んだ男子決勝が行われ、22年北…
◆スノーボード・ハーフパイプ(HP)W杯第1戦(12日、中国・張家口)
日本勢7人全員が進んだ男子決勝が行われ、22年北京五輪金メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)が、1回目に93・50点をたたき出し、優勝を飾った。1回目の90・25点で2位に入った戸塚優斗(ヨネックス)、2回目の89・00点で3位の平野流佳(INPEX)とともに日本勢が表彰台を独占した。
降雪の悪条件下で、平野歩は1回目から魅せた。前に滑った戸塚が4回転半技を決めた直後だが、落ち着いており、逆スタンスの最初のヒットから大技を繰り出し、4ヒット目で着地を耐えると、最終5ヒット目でフロントサイドのダブルコーク1440(斜め軸に縦2回転、横4回転)を決めて、貫禄の暫定トップに立った。2回目にW杯種目別3連覇の平野流が攻めたルーチンで巻き返してきたが、及ばず、平野歩の優勝が決まった。
14年ソチ五輪、18年平昌五輪で連続銀メダルを獲得し、北京五輪で悲願の金メダルに輝いた平野歩。スケートボードで出場した21年東京夏季五輪と合わせ、自身5度目の五輪シーズンに臨み、6日のザ・スノーリーグから2連勝と絶好のスタートを切った。
山田琉聖(チームJWSC)は80・50点で5位。16歳の村上広乃輔(オールアルビレックス)は、2回目に74・00を出し、7位だった。平野歩の弟・海祝(TOKIOインカラミ)は、逆転五輪代表入りへ攻めの姿勢を見せたが、1回目の44・50点が採用され、12位。重野秀一郎(日体大)は、2回目の37・00点が採用され、13位だった。