オリックスの4選手が12日、大阪市内の球団施設で契約更改に臨み、中川圭太内野手が3000万増の1億円、太田椋内野手が3…

 オリックスの4選手が12日、大阪市内の球団施設で契約更改に臨み、中川圭太内野手が3000万増の1億円、太田椋内野手が3800万増の7000万円、曽谷龍平投手が1700万増の5500万円、山中稜真捕手が200万増の1000万円でサインした。(金額は推定)

 プロ7年目の中川は自身初のベストナインに選出され1億円の大台到達。今季は119試合で打率・284、自己最多タイの12本塁打、53打点。「けがなく1軍でできたというのが一番よかった。成績の部分では全然満足していない」と振り返った。

 来季に向けたテーマは好不調の波を小さくすることで「チームを勝たせるっていう、僕は本当にその強い気持ちを持ってやりたいなと思いますし、とにかく悔いのないようにやりたい」と言葉に力を込めた。

 太田は更改後に「(増額は)倍と少し」とニッコリ。プロ7年目の今季は自己最多113試合でリーグ4位の打率・283、10本塁打、52打点。本塁打と打点はキャリアハイ。チーム最多127安打と存在感を発揮した。

 今年は自身初の規定打席到達にオールスター初出場。さらに3月に日本代表のオランダとの強化試合で侍ジャパン初選出も。来季は背番号「1」となって臨むシーズン。「やっぱり優勝することしかない」と意気込みを語った。

 曽谷は今季21試合で8勝8敗、防御率4・01。勝利数はキャリアハイだった一方、8月以降は未勝利だったこともあり「もっともっと体力的にも技術的にもまだまだな部分もあるんで。このオフしっかり練習して1年間通してけがなく投げられるような準備を」と意気込んだ。

 11月の侍ジャパン強化試合・韓国戦では先発で3回無失点。来年3月のWBCメンバー入りへは「まずはシーズン通して、投げる準備を、このオフしたいと思いますので、そこで名前が挙がればうれしい」。今オフはチームの先輩・九里と自主トレを行う予定だ。

 開幕1軍入りを果たした新人の山中は19試合で打率・122、1本塁打、3打点。4月17日の西武戦で球団新人初となるプロ初本塁打となる先頭打者弾。今月15日は25歳の誕生日。「年齢も年齢。勝負の1年になる」と2年目シーズンを見据えた。