阪神石井大智投手(28)が12日、将来的なメジャー挑戦の意思を話した。この日、兵庫・西宮市内で契約交渉を行い1億1800…
阪神石井大智投手(28)が12日、将来的なメジャー挑戦の意思を話した。この日、兵庫・西宮市内で契約交渉を行い1億1800万円増の年俸2億円でサインした。
来季はプロ6年目になり、メジャー挑戦において「球団に権利がありますけど、ポスティングというところを少しお話しさせていただきました」と明かした。
今季最優秀防御率の高卒9年目の才木浩人投手(27)については、球団が今オフのポスティングシステム利用を認めないことを明かしている。
また佐藤輝明内野手(26)も昨オフからメジャー移籍への希望を球団に伝えている。
阪神からポスティングシステムを使って移籍した選手は06年オフの井川慶、22年オフの藤浪晋太郎、24年オフの青柳晃洋の3選手だ。
▼井川慶(06年オフ)
03年オフに球団側にポスティングによるメジャー挑戦希望を申し入れたが球団は拒否。06年11月に球団も容認した。数球団による争奪戦の末に、ヤンキースが2600万194ドル(当時のレートで約30億円)で落札。当時監督の岡田彰布オーナー付顧問(68)も「すごいな」と驚いた。契約は5年総額2000万ドル(当時のレートで約23億6000万円)。メジャー通算で16試合に登板し、2勝4敗、防御率6・66。
▼藤浪晋太郎(22年オフ)
21年オフの契約更改でメジャー挑戦の希望を球団に伝え、22年9月末、ポスティングでメジャー移籍を目指すことを表明し、球団も容認。23年1月、1年契約の年俸325万ドル(当時のレートで約4億3900万円)プラス出来高払いでアスレチックスに移籍した。メジャー通算64試合の登板で7勝8敗、2セーブ、5ホールド、防御率7・18。25年7月にDeNAに移籍し日本球界に復帰した。
▼青柳晃洋(24年オフ)
数年前からメジャー希望を伝え、24年オフに球団も容認する方針を明かした。フィリーズとマイナー契約を結び、2月のキャンプに招待選手として参加。マイナーでは23試合登板の1勝3敗、防御率7・22でメジャー昇格はならず。25年7月にDeNAへ移籍し日本球界に復帰した。
(金額は推定)