社会人サッカーの神奈川県1部・品川CCは12日、監督を務めていた元日本代表の槙野智章氏(38)が今季限りで退任し、来季…

 社会人サッカーの神奈川県1部・品川CCは12日、監督を務めていた元日本代表の槙野智章氏(38)が今季限りで退任し、来季からJ2藤枝MYFCの監督に就任することを発表した。

 槙野氏はJ1の広島、浦和、神戸、ドイツ1部ケルンなどでプレーし、22年に現役を引退。23年に品川CCのセカンド監督に就任し、翌年からトップチームの監督に就任していた。

 チームを通じて「監督という立場で品川CCというクラブに心血を注いできました。関わる全ての方々の心に、試合を通して一つ、また一つと『心の架け橋』が繋(つな)がっていくのを目の当たりにして来ました。そうやって3年間どんどん繋がった橋の先で、いま僕は『新しいステージ』の入り口に立つことが出来ています。大半の選手が仕事をしながらも、日々サッカーにも真剣に向き合う姿は、これからも社会人サッカー選手たちの指標になり続けて欲しいと強く思います。同時に、ステージは違ってもこの品川というクラブ、選手達に刺激を与え続けられる様に、僕自身も変わらず成長する姿を見せていきたいと思っています」とコメントした。

 また吉田祐介GMは、「『組織を元気にできる人』槙野監督を表現するにはこの言葉がふさわしいと思います。品川CCという組織を本当に元気にしてくれました。これがまさに槙野監督が体現してくれた一番の功績です」とねぎらい、新天地での活躍に期待を寄せた。