2022、2023年の帝王賞連覇などG1級競走を4勝し、現役引退が決まったメイショウハリオ(牡8歳、栗東・岡田稲男厩舎…
2022、2023年の帝王賞連覇などG1級競走を4勝し、現役引退が決まったメイショウハリオ(牡8歳、栗東・岡田稲男厩舎、父パイロ)が12月12日、栗東トレセンを退厩した。
落馬による骨折で手術明けだった主戦の浜中俊騎手=栗東・フリー=も見守る中、ゆったりと馬運車に乗り込み、けい養先の北海道浦河町・イーストスタッドに向け出発した。
浜中騎手は故障で乗れなかったラストランのチャンピオンズC(4着)を現地で観戦。「乗りたかったですけど、無事にレースを終えて、北海道で第二の馬生を迎えられるのが1番」とホッとした表情を浮かべた。
重賞初制覇だった2021年のみやこSから2走前まですべてのレースで手綱を執り、苦楽をともにしてきた。「競馬に行っての闘志、メンタルが年々強くなっていったのが、あの馬のすごさ。けがやトラブルがあっても、その都度復活して、成長する精神力のすごい馬でした。競走馬にとって、気の強さは大事。それを子どもに受け継いでくれれば」と相棒への感謝を口にした。