オリオールズは11日(日本時間12日)、メッツからFAになった元本塁打王、ピート・アロンソ内野手と5年契約で合意したと…

 オリオールズは11日(日本時間12日)、メッツからFAになった元本塁打王、ピート・アロンソ内野手と5年契約で合意したと発表した。契約の総額は公表しなかったが、大リーグ公式サイトによると、1億5500万ドル(約240億円)で、1年平均年俸3100万ドル(約48億円)は一塁手ではミゲル・カブレラ(タイガース)と並ぶ史上最高となる。

 アロンソは2016年ドラフト2巡目でメッツ入り。メジャー1年目の19年にいきなり53本塁打を記録してタイトルを獲得。120打点、OPS・921をマークするなどしてメジャー界を驚嘆させた。22年には打点王に。メジャー7年で6度の30本塁打超、4度の100打点超を達成しており、MLB屈指のパワーヒッターに成長した。

 今季は全162試合に出場し、打率・272、38本塁打、126打点、リーグ最多41二塁打、OPS・871。通算成績は打率・253、264本塁打、712打点、OPS・857.球宴5回(19、22~25年)。

 今オフのメッツは投打の主力が流出。シーズン終了後にFAになった抑えのエドウィン・ディアスには単年2202万5000ドル(約34億円)のクオリファイングオファーを提示したが、拒否された。失った救援陣の柱の穴埋めにヤンキースからFAになった抑えのデビン・ウィリアムズ投手と3年5100万ドル(約79億円)の大型契約で合意。今後はアロンソに代わる強打の内野手の獲得に動くとみられており、現在、ポスティングシステムを使ってメジャー球団と交渉しているヤクルトの村上宗隆内野手や巨人の岡本和真内野手の動向にも影響を与えることが予想される。