初の西日本対決となったアメフトの全日本大学選手権決勝・甲子園ボウル(14日)の公開練習と会見が11日、試合会場で行われ…
初の西日本対決となったアメフトの全日本大学選手権決勝・甲子園ボウル(14日)の公開練習と会見が11日、試合会場で行われた。関学大(関西1位)が勝てば2年ぶり35度目、立命大(関西2位)が勝てば2年連続10度目の学生日本一。攻守で激突する両校の元甲子園球児が闘志を見せた。
関学大のDL八木駿太朗(3年)=花巻東=は高3春の22年センバツに外野手で出場。1回戦で市和歌山に敗れた。恩師の勧めで大学から始めたアメフトで開花。「日本一に一番近い所なので、ここ(関学大)へ来た」と1年時は出場できなかった甲子園ボウルでの歓喜をイメージする。
一方、立命大のOL加藤大登(ひろと、3年)=日大三島=は高3の春と夏に控え外野手の主将で甲子園出場。春は金光大阪、夏は国学院栃木にいずれも1回戦で敗れた。恩師にアメフトを紹介され、立命大進学。昨季の甲子園ボウルは出番なしだが、今季から主力に。「一体感をもってランを出していきたい」と体を張って味方の走路を開く。
互いを認識し、八木は「一番当たるポジション。絶対負けたくない」と明言。加藤も「野球出身の身体能力は高い。関学のDLには負けられない」と言い切る。共に高校時代に逃した“甲子園優勝”をかけ、全力でぶつかる。(田村 龍一)
〇…両監督がLINE上で“ジャブの応酬”を繰り広げていた。1日の甲子園での会見の際、立命大・高橋健太郎監督(44)が、今後の関東勢の試合映像共有のため、関学大・大村和輝監督(54)に依頼し連絡先交換。翌2日、大村監督が「スペシャルプレー禁止で」と送ると、奇策で知られる高橋監督は「スペシャル祭りで行きます」と返信。大村監督は「既読スルーしました」と笑顔で明かしたが、果たして当日の試合展開は!?