Jリーグは11日、横浜アリーナで年間表彰式「Jリーグ・アウォーズ」を開催し、鹿島の9年ぶり9度目のJ1優勝に貢献したG…

 Jリーグは11日、横浜アリーナで年間表彰式「Jリーグ・アウォーズ」を開催し、鹿島の9年ぶり9度目のJ1優勝に貢献したGK早川友基(26)が最優秀選手賞(MVP)に初めて輝いた。GKの受賞は2010年の楢崎正剛(名古屋)以来、15年ぶり2人目。鹿島の選手としては09年の小笠原満男以来、4人目。ベストイレブンには鹿島から早川とDF植田直通(31)、21ゴールで得点王になったFWレオセアラ(30)の最多3人が選ばれた。

 21ゴールで得点王に輝いた鹿島FWレオセアラは最優秀ゴール賞も受賞。ベストイレブンも含めて受賞ラッシュとなった。「チームとしてタイトルを取るために日々努力をして、チームメートと切磋琢磨(せっさたくま)したことによって、もたらされたタイトル。自分だけで取れた賞ではない」と周囲へ感謝した。

 ベストゴールは7月20日の柏戦(メルスタ)でのもの。MF舩橋が相手ボールをカットすると、迷うことなく右足を振り抜き、約40メートルのロングシュートを決めた。これが先制点となり、3-2で勝利。最終的に柏とは勝ち点1差だっただけに、優勝に大きく貢献するゴールだった。

 C大阪から今季加入して34試合21得点。「得点は毎日の積み重ね」と話す鹿島のエース。J1・5季目で通算75得点となり、大台の100得点も見えてきた。