「海響王決定戦・G1」(11日、下関) 中野次郎(44)=東京・86期・A1=が優出一番乗りを決めた。準優勝戦9Rでは…

 「海響王決定戦・G1」(11日、下関)

 中野次郎(44)=東京・86期・A1=が優出一番乗りを決めた。準優勝戦9Rではインから好Sを決め他艇の反撃を寄せ付けずに押し切った。今節は初日から安定した走りを見せており、7戦2勝で3連対を外したのは3日目前半の4着だけという抜群の成績で優勝戦へと進出した。「ペラは少しやったくらいだが、足はずいぶんいい。出足は宮島周年の時と同じくらいでいい。ピット離れも大丈夫。行き足もいいのでSはしやすいしレースがしやすい」と手応えも申し分ない。

 今回が29回目のG1優出となり、優勝は5回経験しているが、2015年3月の多摩川周年から10年以上優勝はできていない。今年4月の宮島周年では優勝戦1号艇だったが、荒天のため打ち切りになるというまさかの展開で、久々のG1優勝は幻に終わっている。その悔しさを晴らすためにも優勝獲りだけに集中する。