アメリカンフットボールの全日本大学選手権の決勝「甲子園ボウル」(14日)を前に11日、2連覇が懸かる立命大が、会場となる…

アメリカンフットボールの全日本大学選手権の決勝「甲子園ボウル」(14日)を前に11日、2連覇が懸かる立命大が、会場となる兵庫・甲子園球場で練習を公開した。

DL山口祥太朗(2年)は、目の前に迫る初の聖地に「お客さんがわくわくするようなプレーをしたい」と意気込む。

昨季はけがに苦しみ「精神的に病んだ」。1年生ながらに、高橋健太郎監督(44)から「彼を中心に用意していたプレーもあった」と期待されていたものの、試合に出場できず。傷心したが、親からかけられた「けがは自分との戦い。めげずに」という言葉を胸に「強くなって帰ってくる」とトレーニングに励んだ。

その結果、フィジカルはさらに強化。指揮官からも、期待のディフェンス陣として1番目に名前を挙げられるまでに調子を上げてきた。

待ちに待った大一番。意識するのは、関学大エースQBの星野太吾(2年)。秋のリーグ戦で1度敗れた相手であり、高橋監督も「10回に1回勝てるかどうか。スペシャルプレー祭りでいかないと」と警戒する宿敵だ。

自身の性格を「目立ちたがり屋」と表す山口は「(星野太吾に)何もいいプレーさせずに終わらせたろうかなっていう感じ」と威勢良く言い放った。