巨人の同期入団、同学年コンビが軽妙なやりとりでファンを沸かせた。井上温大投手(24)、山瀬慎之助捕手(24)が都内のアパ…

巨人の同期入団、同学年コンビが軽妙なやりとりでファンを沸かせた。

井上温大投手(24)、山瀬慎之助捕手(24)が都内のアパホテル&リゾート東京ベイ潮見で開催されたトークショーに出演。ともに19年ドラフトで指名され、さらに01年5月生まれという共通点もある仲良しコンビのエピソードを披露した。

今季、2軍での出場が続き、なかなか1軍昇格がかなわなかった山瀬。「どうやったら上がれるんだ」と悩みを井上に相談すると、「ホームラン打ってみたら」と返されたという。その日の2軍戦。助言通りに本塁打を放った山瀬。「女の子ならよかったのに! お前かよ」と笑顔で当時を振り返った。

逆に井上が2軍でもがいていた頃。「おれはもうダメだ」と試合後にうなだれ、「新しい球種を覚えなきゃ」と焦る姿に、山瀬は「あれだけのスライダーと真っすぐあるんだから、いらない」と諭すのが定番だったという。「カットボール覚えよう」「ダメです」。そんな会話を繰り返しながら、ともに成長を刻んできた。

今季は山瀬が1軍出場が1試合、井上は4勝8敗と苦しんだ。「悔しい」と口をそろえ、集まった約120人のファンを前に、来季の活躍を誓った。