J3沼津の元日本代表FW川又堅碁(36)が残留に導く1発を誓った。14日はホームでJFLレイラック滋賀との入れ替え戦第2…

J3沼津の元日本代表FW川又堅碁(36)が残留に導く1発を誓った。14日はホームでJFLレイラック滋賀との入れ替え戦第2戦が行われる。第1戦はアウェーで2-3で敗戦。90分間で残留を決めるためには2点差以上の勝利が絶対条件となる。

第1戦で1得点を挙げた頼れるストライカーは「自分のゴールで残留させる。勝つだけ」と言い切った。7日のアウェー戦は後半25分から途中出場すると、4分後の29分に左クロスから頭でネットを揺らした。川又は「久しぶりに自分らしい得点だった」。自身の強みでもある空中戦の強さを発揮して同点弾。「出し手と受け手のタイミングが合えば得点は取れる」と、敗戦の中にも光明を見いだした。

沼津は17年のJ3初参戦から1度も降格がなく、東部勢初のJクラブとして9シーズン戦ってきた。今季ラストゲームは引き分け以下で初の降格が決まるクラブ最大のピンチ。その窮地を救う覚悟でピッチに立つ。川又は「どのタイミングか分からないけれど、出たら取れるだけ取る。外せば自分が責任を持つつもりなので、ボールを集めてほしい」と言った。Jリーグ通算345試合出場で104得点。百戦錬磨のベテランはゴールしか見ていない。【神谷亮磨】