プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者レネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)が頭脳、経験、忍耐をフル活用し、自身の…
プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者レネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)が頭脳、経験、忍耐をフル活用し、自身の夢となる王座統一を狙う。17日、東京・両国国技館でWBA世界同級王者高見亨介(23=帝拳)との王座統一戦を控え、11日には都内のジムで練習を公開。「クレバーさ、忍耐、これまでの経験で勝つ」と強い意気込みを示した。
今年3月、岩田翔吉(帝拳)に判定勝利して新王者となって以来、約9カ月ぶりのリングとなる。自ら高見にメッセージを送って統一戦の実現を求め「統一王者は私の夢」と意気込んできたサンティアゴだけに「今回の合宿期間は8カ月だ。長い距離を走り、ボクシングの基本を続けてた」とキッパリ。トレーナーのジョナサン・ロペス氏も「彼は完成されたボクサー。特別な練習はしていない。良い試合をするために良い準備をしてきた」と太鼓判を押した。
契約を結ぶプロモーターのフェリックス・サバラ氏は「(高見は)右のパンチが良い選手だと思うが、12回フルで戦っていない。レネは12回を経験している。この経験の差が出ていくる」と手応えを口にした。サンティアゴは9歳の次男ジェイリエル君とともに公開練習に登場。ジェシカ・マルティネス夫人も一緒に来日しており「私の精神的な安らぎを与えてくれる。遠くにいるよりも近くにいた方が気持ちが安らぐ」と家族の支援を感謝した。
高見と同様、初防衛戦が統一戦となるサンティアゴは「17日に向け、私のコンディションは100%。準備は万端だ。非常に満足な状態。どんな展開でも対応できる準備はできている。」と自信の笑みを浮かべていた。