新大関安青錦(21=安治川)が、皇后さまのお言葉に感謝の意を示した。11日、兵庫県加古川市で行われた冬巡業に参加。皇后さ…

新大関安青錦(21=安治川)が、皇后さまのお言葉に感謝の意を示した。11日、兵庫県加古川市で行われた冬巡業に参加。皇后さまのご感想に対し「びっくりしました。(自分が)顔じゃないのに一言いただいて、うれしかった。これからも頑張りたい。ありがたいことです」と話した。お言葉は、安治川部屋のおかみさんから伝え聞いたという。

皇后さまは9日に62歳の誕生日を迎えられた際、お言葉を発表。ドジャース大谷翔平投手とともに、安青錦の活躍についても触れ「大相撲では、九州場所で安青錦関が初優勝し、祖国ウクライナの戦乱を逃れて日本にやってきた高校生が、一心に稽古を重ね、日本の伝統である大相撲で大関まで昇進したことに感銘を受けました」と言及。「こうした方々が、日々の努力の積み重ねにより、新たな世界を切り開いてこられた姿は、多くの人に勇気と希望を与えてくれたものと思います」と思いを寄せられていた。

安青錦は、大谷について聞かれると「別の競技だけど、世界一と言っていい存在。野球のルールは分からないけど、ストイックなところは見て勉強になります。どのスポーツも試合だけじゃない。ちゃんと野球と向き合っているところはお手本になります」とも話していた。