JRAは12月11日、令和8年度の新規調教師試験の合格者を発表し、会見を行った。 美浦の三樹祐輔調教助手は2010年1…
JRAは12月11日、令和8年度の新規調教師試験の合格者を発表し、会見を行った。
美浦の三樹祐輔調教助手は2010年1月にJRA競馬学校厩務員課程に入学し、13年7月から美浦トレセンでの人生をスタートさせた。「私自身、ナリタブライアン、ディープインパクトに心ときめいてこの世界に入って参りましたので、多くの皆様に愛されるようなスターホースを育てたいと思っています」と夢を語った。
最初に所属した田中剛厩舎=美浦=では2012年の朝日杯FS、13年の皐月賞、16年の安田記念を勝ったロゴタイプを担当。「G1を3勝した素晴らしい実績を残した馬ですが、またがらせていただいた身としては、もっとタイトルを取らせてあげられたなとも思いますし、そういった自分の至らなさも調教師を目指す原動力になりました」と振り返った。
理想の調教師像については現在、所属する矢野英一調教師の名をあげた。「調教師ではありますが、いちスタッフとして1頭の馬に対して、みんなで相談しながら作っていけるような同じ目線に立てるような調教師を理想としています。矢野先生を見習いながら、理想とする調教師像に向かって精進していきたいです」と豊富を口にした。
◇三樹 祐輔(みき ゆうすけ)1984年6月10日、島根県出身。41歳。10年にJRA競馬学校厩務員課程入学。13年7月から美浦・田中剛厩舎に所属して調教厩務員からキャリアをスタート。17年3月から美浦・矢野英一厩舎で調教助手を務める。