日本サッカー協会は11日、2027年に開催されるU-20W杯を目指すU-20日本代表の新監督として、今季限りで湘南の監…
日本サッカー協会は11日、2027年に開催されるU-20W杯を目指すU-20日本代表の新監督として、今季限りで湘南の監督を退任した山口智氏(47)が就任すると発表した。この日の理事会で承認された。
山口氏は現役時代、市原(現千葉)、G大阪、京都でプレー。J1通算448試合37得点を記録した。17年から指導者のキャリアをスタートし、G大阪で下部組織、トップチームのヘッドコーチを歴任。21年から湘南のコーチに就くと、同年9月から今季まで監督を務めた。今季湘南はJ2降格となり退任が決まっていた。
理事会後、取材に応じた山本昌邦ナショナルチームダイレクター(ND)兼技術委員長は、日本代表のFW町野修斗(ボルシアMG)、DF鈴木淳之介(コペンハーゲン)らを育成した山口氏の手腕を評価。「一番大きな所はJリーグの監督を2年以上やり遂げている。育成年代の知見があり、選手を育てている実績もある。日本代表につなげてもらっているその成長の過程をよく知っている。これ以上の適任者はいないんじゃないかと思うくらい」と説明した。
山口監督は日本サッカー協会を通じ「今回、日本代表に関わらせていただき、大変光栄な思いです。来年はワールドカップがあります。いつの日かそのワールドカップの舞台に立って活躍する世代の選手たちと共に、新しくチームをスタートさせてもらえる喜びを感じると共に、大きな責任を感じています。謙虚に、地道に、大胆に、繋がって。選手それぞれが成長していくことはもちろんですが、1人1人が繋がり、攻守にわたってスペシャルなモノを引き出し合う。そして、泥くさくハードワークをして戦えるチームを目指していきたいと思います。何事にも覚悟を持って向き合い、取り組んでいきたいと思います」とコメントした。
また、同チームのコーチングスタッフとして菅原大介氏、GKコーチに高原寿康氏、フィジカルコーチに大塚慶輔氏が就任すると発表された。