北海道コンサドーレ札幌は11日、札幌市内で川井健太新監督(44)の就任会見を行った。川井監督は「本当に責任も感じています…

北海道コンサドーレ札幌は11日、札幌市内で川井健太新監督(44)の就任会見を行った。川井監督は「本当に責任も感じていますし、ワクワクを抑えきれない自分がいる。今からこの北海道コンサドーレ札幌は変わっていくと思う。私はその幹となって、そこからどんどん枝を作っていき、葉っぱを作っていって、みなさんに認めてもらえるようなクラブにしていきたい」と抱負を口にした。

チームは9年ぶりにJ2で戦った今季、12位でフィニッシュした。来季は2~6月に行われるJ2・J3百年構想リーグをへて、シーズン移行する26-27年に向かう。「J1に昇格させなければいけない。そういう責任、それに対する僕自身の覚悟を今強く思っている」と、求められる仕事を理解する。

22~24年途中まで当時J1のサガン鳥栖を率いて攻撃的サッカーを掲げた。札幌でもスタイルは変わらない。Jリーグの順位決定方法で勝ち点、得失点差の次に総得点数が比較される例を出しながら、「フットボールというのは、得点をどれだけ取るかというところが重要視されている。アタック、攻撃に特化したフットボールを展開したい。アタックし続ける、圧倒する、そういうところを目指したい」と意気込んだ。

会見に同席した河合竜二GM(47)は「鳥栖時代から流動性というか、人もボールも動く非常におもしろいサッカーをするなという印象を持っていた」と起用の理由を説明。「クラブとして、まず短期的な目標としてはJ1昇格。ここはマストで」と手腕に期待した。【保坂果那】