矢作芳人調教師=栗東=が11日、藤岡佑介騎手の調教師試験合格を祝福した。 今でこそ「世界のYAHAGI」と言われ、日本…

 矢作芳人調教師=栗東=が11日、藤岡佑介騎手の調教師試験合格を祝福した。

 今でこそ「世界のYAHAGI」と言われ、日本競馬を引っ張る第一人者だが当初は馬集めにも苦労した。その中で開業3年目での重賞初制覇となった2007年スワンSなど重賞4勝を挙げ、厩舎にとっての黎明(れいめい)期の屋台骨を支える存在だったのがスーパーホーネット。その主戦が藤岡佑介騎手だった。今まで厩舎が挙げたJRA939勝中、騎手別1位は所属の坂井瑠星騎手(153勝)だが、2位となる46勝を挙げる。重賞も2位タイとなる6勝(1位は福永の7勝)。開業時から非常に結び付きの深い間柄だ。

 「もともと調教師タイプだと思っていたからね。話している感じとか。いい調教師になると思う。いい厩舎を作っていってほしいね」と激励。将来の「ライバル」候補にもなり得る盟友の適性に太鼓判を押した。