プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんが座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2026」が…

 プロフィギュアスケーターの羽生結弦さんが座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2026」が来年3月7~9日に出身地・宮城のセキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)で行われることが決まった。主催する日本テレビなどが11日に発表した。東日本大震災から15年に合わせた公演で、4年連続の開催になる。

 羽生さんは主催者を通じて「僕らの演技している最中だけでも、ノッテステラータというものを見てくださっている最中だけでも希望を感じてほしい。そのきっかけになりたいっていうのがノッテステラータには込められています。仲間のスケーターと共に、国籍も超えて、一つの輪となって一つの希望を生み出していけたらと思っています」とコメントを寄せた。

 2026年の「notte stellata」は、東日本大震災から15年の年の開催になる。「東日本大震災の後に生まれた子どもたちや、東日本大震災の時に記憶がないくらい小さい子どもたちにも、震災が大変だったということや震災があったからこそ学べたことを伝えていくことの意義を感じています」。風化させたくないという強い思いを胸に、故郷で滑り続けている。

 「notte stellata」は、羽生さんが五輪で連覇を達成した2018年平昌大会のエキシビションで滑った演目で、イタリア語で「満天の星」を意味する。地元仙台で震災にあった羽生さん自身が、停電の夜に見た美しい星空に希望を感じたことから、ショーのタイトルになった。

 羽生さんのプロ転向後の2023年からショーはスタート。毎年3月に世界で活躍するプロスケーターの仲間たちと共に、被災地から希望を届けている。地域への貢献と防災意識の向上にも取り組んでおり、会場で販売するオフィシャルグッズは、防災グッズを中心に展開。地元や被災した地方からのグルメや物販エリアも充実している。出演者は随時、公式ホームページで発表になる。