弱冠20歳のボクサー、ホセ・ダビド・エルナンデスさん(メキシコ)が兄弟を守るために殺害された。米メディア「ボクシングシー…
弱冠20歳のボクサー、ホセ・ダビド・エルナンデスさん(メキシコ)が兄弟を守るために殺害された。米メディア「ボクシングシーン」や英メディアが10日(日本時間11日)までに報じた。
報道によると、12月2日、メキシコシティー北部のサン・ルイス・ポトシにあるエルナンデスさんの自宅に押し入った襲撃者から4人の兄弟を助けるために抵抗し、マチェテ(山刀)で刺殺された。救急隊員が現場急行したものの、自宅で亡くなったことが確認され、今だ犯人は逃走中だという。
エルナンデスさんは10歳でボクシングをはじめ、アマチュアでメキシコ王者になるなどの実績を残した。プロ転向の準備をしていた直前での死去となった。エルナンデスさんを指導していたコーチで世界挑戦経験のある元世界ランカーのタイタン・ロドリゲス氏は「悲痛な知らせで目覚めた。友であり、兄弟であり、ランニングパートナーだった。かなえるべき夢は山ほどあった。すべてを成し遂げるために私たちはたくさんの言葉を交わし、お互いを信頼し合ってきた。私の心の一部はあなたとともにある」などと悲しみにくれていた。