ラグビーの全国大学選手権は14日に3回戦4試合が行われる。京産大(関西2位)は、慶応大(関東対抗戦5位)と東大阪市花園…
ラグビーの全国大学選手権は14日に3回戦4試合が行われる。京産大(関西2位)は、慶応大(関東対抗戦5位)と東大阪市花園ラグビー場で対戦。元日本代表SOの広瀬佳司監督が就任後は4季連続で4強入りしており、悲願の大学日本一に向け、弾みをつけたい初陣になる。
昨季、国立の準決勝は19-31で早大に完敗。先発出場したWTB小林修市(4年=京都成章)は「もう1回やって(早大に)勝てるか? そう考えたら、まだそのレベルにいなかった」と振り返る。初の決勝にたどり着くため、この1年は悔しさを胸に努力を重ねてきた。
「キックオフをマイボールにするためにチェイスに行く。関西リーグでも自分たちのキックを奪い取る場面が何度かありました。トライも取りたいですけど、チャンスを作るための仕事もする」
高3の正月、テレビで見た光景が記憶に残る。京産大が帝京大に挑んだ21年度の準決勝。残り10分で逆転を許し30-37で敗れた激闘だった。
「帝京にひけを取ることなく、最後まで突き刺さるタックルをしていた。そこが京産の魅力で、惹かれました」
初戦であたる慶大は対抗戦5位とはいえ、優勝した明大に2点差(22-24)の接戦。「関西とは違うテンポがあって、守備も整備されている」と警戒しつつ、小林は「4年間やってきたことをここで出さなかったら後悔する。試合に出ていない人の思いを背負って、結果を出さないといけない。(決勝までの)4試合を戦い抜きます」と気持ちを高ぶらせた。
【14日の3回戦】
(花園)
・関学大(関西3位)-福岡工大(九州1位)
・京産大(関西2位)-慶応大(対抗戦5位)
(秩父宮)
・東洋大(リーグ戦2位)-帝京大(対抗戦4位)
・早大(対抗戦3位)-関東学院大(リーグ戦3位)