出場21チームの登録選手が発表された。前回4区8位と健闘した早大の長屋匡起(3年)を除けば、上位校で主力級のメンバー漏…
出場21チームの登録選手が発表された。前回4区8位と健闘した早大の長屋匡起(3年)を除けば、上位校で主力級のメンバー漏れはない。好勝負が期待される。
今季の学生3大駅伝初戦の出雲は国学院大が快勝し、同2戦の全日本は駒大が完勝した。昨季の箱根は青学大が大会新記録で圧勝。直近の3大駅伝を制した3校と、スピードを生かした爆発力がある中大が第102回箱根駅伝の有力な優勝候補に挙がる。
「山の名探偵」の愛称を持つ工藤慎作(3年)という切り札を持つ早大も強力だが、4強に比べると、やや、選手層が薄いか。長屋の不在はやはり痛い。
駅伝巧者の創価大と帝京大、斎藤将也(4年)とヴィクター・キムタイ(4年)というダブルエースを擁する城西大も最大限の力を発揮すれば、優勝争いに加わる力を持つ。
青学大の原晋監督(58)は「4強(青学大、駒大、国学院大、中大)に大きな力の差はない。結局、大一番で力を発揮したチームが勝つ」と表情を引き締めて話す。大一番まで約3週間。インフルエンザなど感染症が“最恐”の敵となる。全チームの全選手が自身の力を100%発揮することを願っている。(箱根駅伝担当・竹内 達朗)