青学大・原晋監督(58)が言った「山の秘密兵器」とはいったい、誰なのか-。10日に行われた第102回東京箱根間往復大学駅…

青学大・原晋監督(58)が言った「山の秘密兵器」とはいったい、誰なのか-。

10日に行われた第102回東京箱根間往復大学駅伝競走のトークバトルに参加し、登録16選手の中に名を連ねた1年生3選手に期待を寄せた。

この日、取材に応じた原監督は「山登り(往路5区)、山下り(復路6区)は1年生の秘密兵器がいますので。自信はあります。昨年並みの走りを期待してください」と言い放った。

トークバトルの場でも、司会者からキーマンについて話を振られると、石川浩輝(佐久長聖)、上野山拳士朗(和歌山北)、松田祐真(大牟田)のルーキートリオを挙げた。「山登り、下りの候補なので、未知数なのですが、ここで表現できるか」と語る。

石川は昨年、全国高校駅伝7区区間賞で佐久長聖の2連覇に貢献。上野山は11月のMARCH対抗戦で1万メートルデビューながら28分20秒82の3組トップとなった。松田は2月のU20日本選手権クロスカントリー(8キロ)で4位入賞の実績を持つ。

前回大会は5区若林弘樹(引退)と6区野村昭夢(住友電工)の両4年生が区間新記録をマークし、圧倒的な存在感があった。原監督も「やっぱり、箱根駅伝とは出雲、全日本と違って、『山を制するのは箱根を制する』と言われる」と話すように新戦力の走りが3連覇へのカギとなる。

エース黒田朝日(4年=玉野光南)が山登りに挑戦するのではないかという問いに対しては「やっぱり、大学のエースは(花の)2区でしょ?」と言い返す。

2015年の初優勝に貢献した「3代目山の神」こと、神野大地(現M&Aベストパートナーズ)のような逸材は果たして、誕生するのか。【泉光太郎】