J2北海道コンサドーレ札幌の来季監督として、2022~24年8月まで当時J1鳥栖を率いていた川井健太氏(44)が就任す…

 J2北海道コンサドーレ札幌の来季監督として、2022~24年8月まで当時J1鳥栖を率いていた川井健太氏(44)が就任することが、10日までに決まった。11日にクラブから発表される。

 札幌は今季、1年でのJ1復帰を目指して9年ぶりにJ2で戦うも、プレーオフ圏の6位以内には一度も入れず、16勝5分け17敗の12位にとどまった。クラブは目標とする26~27年シーズンでの昇格へ、掲げる攻撃的スタイルを体現できる指揮官として、川井氏を招へいした。

 川井氏はJ2愛媛での指揮などを経て、22年に当時J1鳥栖の監督に就任。1年目は11位、2年目は14位と上位進出こそならなかったが、数的優位を作りながら、ボールも人も動くアグレッシブな戦い方を展開していた。昨季8月に解任されるも、今年も複数のJクラブがオファーを出すなど、手腕は広く評価されていた。戦術眼にもたけた川井氏の指導力に立て直しを託し、目標達成を目指していく。

 今年8月から指揮を執った柴田慎吾監督(40)は、トップチームのコーチに就任する方向となった。また鳥栖で川井氏の右腕的存在を務めていた、札幌でもDFとしてプレー経験のある菊地直哉氏(41)もコーチになることが内定している。新体制となる来季、どのような戦いを札幌が見せていくか。11日に行われる会見で、川井新監督の口から思いが明かされる。