テレビ朝日系「徹子の部屋」が9日に放送された。 俳優の松谷鷹也がゲスト。MCの黒柳徹子は「子供の頃からプロ野球選手を目…

 テレビ朝日系「徹子の部屋」が9日に放送された。

 俳優の松谷鷹也がゲスト。MCの黒柳徹子は「子供の頃からプロ野球選手を目指し、野球漬けの毎日。高校時代は、大谷(翔平)選手と対戦したこともあるそうです。これからの活躍が期待される新人俳優の松谷鷹也さんです」と紹介した。

 松谷は「元々、父がプロ野球選手だったので。兄と父と一緒に小さいところから、ずっと野球をやってて。記憶がない頃からずっとやってて。ひたすらプロ野球選手に憧れて。ずっと野球をする日々でした」と振り返った。

 父・竜二郎氏は1988年にドラフト2位で巨人に入団した元投手。松谷は父の背中を追うように野球への情熱を募らせた。

 つづけて、松谷は「ずっと、僕はピッチャーをやってたんですけど。大学も野球推薦という形で入らせてもらったんですけど。半年ぐらいで肩を痛めて一旦、地元の病院に行ったんですけど、治すためには手術して1年間ぐらいリハビリをしないと投げられないっていうふうに言われたので。そのタイミングでちょっともう野球が厳しいかなっに思ってしまって」と大学時代の大きな挫折を振り返った。

 さらに「そのタイミングで野球を辞めて、大学も辞めました。小さい時から、ずっと野球しかやってこなかったんで、これからどうすればいいんだろう?っていう不安というか。そういうのはありました。やっぱり野球しかやってこなかったので、これから何をしてけばいいのか分からないというか。それで実家に戻って、ずっと引きこもってました」と苦しかった時期を明かした。

 松谷は「しばらく引きこもってたんですけど、僕、兄がいまして。(兄は)『そんなにずっと引きこもってるんだったら、仮面ライダーを見てみれば?』と。なぜか提案されて。1年分をすぐ借りたんですよ。ビデオ屋さんで」と述懐。

 「トイレとか、ご飯の時間以外をずっと見て。3日ぐらいで全部見終わって。『仮面ライダー』になりたいな!っていうふうに思って。単純ですよね。それで、ずっと野球選手になるのが目標だったんですけど。夢が破れたというか、何もすることがなかったんですけど、もう1回新しくやりたいことが見つかったというか。この道(俳優業)を目指そうと思いました」と転機を振り返った。

 松谷は、28歳の若さで亡くなった元阪神・横田慎太郎さんの生涯を描いた映画「栄光のバックホーム」(11月28日公開)の主演に抜擢され、期待を集める若手俳優の一人として注目を浴びている。