「ACLE・1次リーグ、広島1-0上海申花」(10日、エディオンピースウイング広島) 広島が年内最終戦を白星で締めた。…

 「ACLE・1次リーグ、広島1-0上海申花」(10日、エディオンピースウイング広島)

 広島が年内最終戦を白星で締めた。チームを4シーズン指揮したミヒャエル・スキッベ監督の広島最終戦を白星で飾った。

 前半は両チームとも好機を逸し、スコアレスで終えた。後半に入っても膠着(こうちゃく)状態が続いていたが、後半33分にDF・荒木隼人がコーナーキックをヘディングで合わせて先制の決勝ゴールをたたき込んだ。その1点を守り抜いて勝利。これで3勝1敗1分けとなり、1次リーグ突破に前進した。

 スキッベ監督は「今日勝てたことをうれしく思います。選手たちも(自分が広島で)最後というモチベーションがあったと思いますが、彼らはこの4年間、どの試合でも全力で戦ってくれました。感謝しています」とコメント。決勝弾の荒木は「4年間一緒にやってきて、こんなにもサッカーが楽しいことを教えてもらった。自分にとってのキャリアの中で一番濃い4年間になった」と将に感謝した。

 今季限りでの退任が決まっているスキッベ監督は、この日が広島での最後の指揮となった。ゴール後には荒木と抱き合って喜んだ。試合終了後にはスタンドのサポーターからも惜しみない歓声と拍手が送られた。