◆第61回中日新聞杯・G3(12月13日、中京競馬場・芝2000メートル)追い切り=12月10日、美浦トレセン 重賞初制…
◆第61回中日新聞杯・G3(12月13日、中京競馬場・芝2000メートル)追い切り=12月10日、美浦トレセン
重賞初制覇を狙うシンハナーダ(牡4歳、美浦・国枝栄厩舎、父レイデオロ)が、仕上がりの良さをアピールした。Wコース単走で5ハロン66秒2―12秒1。ゴール前で仕掛けて、伸びやかなフットワークが目を引いた。国枝調教師は「相変わらず具合はいいです。単走でしっかりした動き」と合格点を与えた。
前走の魚沼Sは後方に構えて4角12番手から大外一気で鋭く追い込み、1馬身3/4差の完勝と本格化を思わせた。指揮官は「前回みたいな競馬で不利なくしまいの脚を伸ばせれば、重賞でも」と、オープン昇級初戦でも十分に通用する力があると期待している。
ハンデは56キロに決まり、これには国枝師は「背負わされた感じだね」と渋い表情だった。それでも持ち前の切れ味を発揮できれば、初のタイトルは手が届くところにある。