日本選手団1人1人の挑戦をアミノサイエンスで後押しする、味の素ビクトリープロジェクト(VP)の「TEAM JAPANミラ…
日本選手団1人1人の挑戦をアミノサイエンスで後押しする、味の素ビクトリープロジェクト(VP)の「TEAM JAPANミラノ・コルティナ2026サポート計画発表会」が10日、都内で行われ、日本オリンピック委員会(JOC)橋本聖子会長(61)日本パラリンピック委員会(JPC)三阪洋行委員長(44)や、フィギュアスケート女子で06年トリノ五輪(オリンピック)金メダルの荒川静香さん(43)パラスノーボード男子世界王者の小須田潤太(35=オープンハウス)らが登壇した。
来年の五輪で6大会連続の栄養サポート拠点「JOC G-Road Station(GRS)」を設置。パラリンピックも「いつでも、ふう。広場」で和軽食を提供する。
ミシュラン2ツ星シェフの徳吉洋二氏と開発した、ポークギョーザと季節のイタリア野菜10種類を使ったミラノ特別メニュー「Power Gyoza DON」も発表され、試食した荒川さんは「いい、におい! 食欲をそそる…とても大事なこと。海外では野菜摂取も課題になる中、たんぱく質も。しっかり日本の風味で。20年前では考えられない! 日本を離れて頑張る選手にとってスペシャルな一品。進化がすごい」と驚いていた。
味の素からトップアスリート強化支援を受けるTEAM JAPANは、前回4年前の22年北京五輪で冬季大会史上最多となるメダル18個(金3銀6銅9)を獲得。橋本会長は「GRSが始まった16年のリオ大会は、私は日本選手団の団長でございました。味の素の皆さんは、どんなに朝が早くても夜が遅くても、必ず待っていてくれて、握手の中にはアミノバイタルのスティックが必ず(笑い)。選手の命、健康、心を守ってくださってきた。支援を力に変えて、たくさんの選手が最も高い所に立てるように。史上最高のメダル数を目指して頑張っていきたい」と来年2月6日の開幕へ抱負を語った。
冷凍弁当「あえて、」などの提供を受ける小須田や三阪委員長も「選手村の中で、宿泊棟がどこになるか分からない。食堂までの移動も大変な中、部屋で食事できるサポートは本当に助かる」と声をそろえた。さらに小須田は「4年前の北京は入村3日目にして選手村の食事が合わなくて、ずっと味の素さんのお世話になっていた」と明かし「今回も3食×日数分の確保、お願いします!」と共闘を求めていた。
味の素の代表執行役社長で最高経営責任者の中村茂雄氏も「当社ならではの強み、アミノサイエンス、体をつくる基本成分に徹底的にこだわったサービスで引き続き、TEAM JAPANのサポートを継続していく」と約束。「誰1人として取り残すことなく、なりたい姿へ挑戦する選手のサポートを続けていきたい」と力を込めていた。【木下淳】
◆味の素(株)ビクトリープロジェクト(VP) 03年に日本オリンピック委員会(JOC)と共同で立ち上げた、日本代表選手団を食と栄養面で支援するプロジェクト。10年、味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)内に「勝ち飯」食堂を開設。16年リオデジャネイロ五輪以降、夏冬の開催地に栄養サポート拠点の「JOC G-Road Station」を設置。VPの上野祐輝チームリーダーはじめ、調理スタッフ、管理栄養士が常駐して和軽食を提供する。