侍ジャパンの井端弘和監督(50)が9日(日本時間10日)、来春のWBCに向けたチーム編成などの現状を語った。米フロリダ州…

侍ジャパンの井端弘和監督(50)が9日(日本時間10日)、来春のWBCに向けたチーム編成などの現状を語った。米フロリダ州オーランドで開催中のウインターミーティングの会場で対応。出場が決まったドジャース大谷翔平投手(31)については、前回23年大会と同時期の合流を念頭に置いた。

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井端監督は代表ロースター30人のうち、投手は15人となる見込みを示した。1次ラウンドで3連戦があることを考慮し、半分を投手、捕手は3人とする。各選手の所属球団は、投手の起用法に慎重な姿勢を見せる。「こちらとしては長いイニングは一切思っていない。短いイニングで、いい投手がいっぱいいますので、回していく方向で考えた方がスムーズに行くと思う」と基本方針を口にした。複数の先発投手で終盤まで持ち込み、救援陣にバトンを託すイメージを明かした。

大谷は前回23年は1次ラウンド初戦の6日前、3月3日の中日との強化試合から合流した。今回も同時期を念頭に「時差調整しながらコンディションを整え、(大阪の)2試合で仕上げてもらえたら」と、3月2、3日のオリックス、阪神戦を見据えた。

他のメジャーリーガーは出場が未定。「返事待ちで、コーチにもいろいろと対応を求めていますけど、せめて年内には返事が来てくれるといいなと思っています」と望んだ。準々決勝以降が行われる米国からの合流は「今のところ」考えておらず、カブス鈴木、今永を戦力に期待。メジャー移籍を目指すヤクルト村上、巨人岡本についても「入れる予定だが(移籍先の)球団との話し合いになる」とした。

また、ド軍のゴームズGMは井端監督と話し合いを持ったことを明かした。「とてもいい会話だった。侍ジャパンの取り組みには我々も協力するし、互いに尊重している。より良い形になるように協力したい」。15日(同16日)のロースター提出期限までに、起用法などを含め詳細について意見交換していく見込みだ。