巨人のV9を支えた高田繁氏、末次利光氏、堀内恒夫氏が都内で行われた「週刊ベースボール創刊4000号記念企画トークショー…
巨人のV9を支えた高田繁氏、末次利光氏、堀内恒夫氏が都内で行われた「週刊ベースボール創刊4000号記念企画トークショー」に出席し、「語り継ぐ“ミスター”とV9」をテーマに6月に亡くなった長嶋茂雄さんの思い出話などを披露した。
V9当時、ONに対して打席でサインが出ることはなかったが、ランナーの時には出ることがあったという。高田さんは「長嶋さんだけのサインがあった。他の人はブロックサインだけど、長嶋さんは覚えないから」と長嶋さん用のシンプルなサインが存在したことを明かした。
ただ、見落としが多かったといい「あの当時、サイン見落としは罰金だった。長嶋さんは結構、罰金を払ってる。出る数が少ないから、ほとんど見落とす。僕らはしょっちゅうサインが出るから見るけどね」と指摘した。
堀内さんも畳みかけるように「あの人は守備のサインも分かってないよ」と発言。「俺だってだまされたもん。長嶋さんはグラブに全部の指を入れるんだけど、指を出したらけん制だぞってミーティングで言って。試合中に指を出して、堀内って言うから三塁に投げたらいないんだよ。それで暴投で1点取られたよ」と苦笑い。長嶋さんからは逆に「堀内、何してんだ。俺はおまえを激励に行ったんじゃないか」と言われたといい「あれから二度とサードのけん制をやってない」と話していた。