阪神、オリックスなどでヘッドコーチを務めた高代延博さんが死去していたことが10日、分かった。71歳だった。23年から関西…

阪神、オリックスなどでヘッドコーチを務めた高代延博さんが死去していたことが10日、分かった。71歳だった。

23年から関西6大学野球の大経大の監督を務めるかたわら、がんとの闘病生活を送っていた。

高代氏は智弁学園(奈良)、法大、東芝を経て78年ドラフト1位で日本ハム入り。プロ1年目の79年に、ダイヤモンドグラブ賞を獲得。2年目の80年には遊撃のベストナインに選ばれるなど、現役時代は守備の名手として知られた。

引退後は広島の1軍守備・走塁コーチに就任し、その後は日本ハム、ロッテ、オリックス、阪神でヘッドコーチを務めた。また09年の第2回WBCで日本代表の内野守備・走塁コーチを務め、連覇に貢献した。

20年に阪神を退団した後は、アマチュア野球にたずさわった。人知れずがんと戦いながら、最後までユニホームを着続けた。