第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)で3年連続9度目の優勝を狙う青学大の原晋監督(58)は10日、大会発表会見に出席…

 第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)で3年連続9度目の優勝を狙う青学大の原晋監督(58)は10日、大会発表会見に出席し、学生3大駅伝恒例として「輝け大作戦」を発令した。

 「第102回箱根駅伝では、青学大の誰が輝くでしょうか! 黒田朝日は必ず輝きある走りをしてくれるでしょう。走る10人だけではなく、チーム全員が一番星のように輝いてほしい。名付けて『輝け大作戦』です」。原監督は高らかに宣言した。

 この日、16人の登録メンバーが発表され、マラソン日本学生記録保持者(2時間6分5秒)で前回2区3位(区間新記録)の黒田朝日(4年)、同1区10位の宇田川瞬矢(4年)、同8区区間賞の塩出翔太(4年)、10区でルーキーながら歴代2位の1時間8分27秒の好記録で区間賞を獲得した小河原陽琉(2年)の昨年Vメンバーが順当に登録された。前々回1区9位の荒巻朋熈(4年)に加え、1万メートルで27分台に突入した飯田翔大(かいと、2年)、折田壮太(2年)、佐藤愛斗(2年)ら箱根駅伝未経験の新戦力もメンバー入りした。朝日の弟の然(2年)、出雲駅伝4区8位の神邑亮佑(1年)は惜しくも外れたが、3連覇に向けて戦力は充実している。

 「最近はゴルフにはまっております」という原監督は、ゴルフと通じる駅伝の難しさを強調した。

 「10区間の箱根駅伝と18ホールのゴルフはマネジメントが大事です。レベルが上がっている今の箱根駅伝は全区間がパーだけでは勝てない。時にはバーディー、あるいは、ホールインワンが必要です。エースの黒田朝日は、まさにホールインワンを期待できる選手です。でも、他の区間でダブルボギーやトリプルボギーが出ると勝てません。全区間で安定した走りをした上で、黒田朝日らにはバーディー、ホールインワンの走りを期待しています」と笑顔を交えて話した。

 ゴルフが趣味の原監督は、前回の第101回箱根駅伝(1月2~3日)で優勝した直後、チームの活動が完全オフだった5日に激闘の疲れも見せずにゴルフを楽しんでいた。