第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)を主催する関東学生陸上競技連盟は10日、出場21校の登録選手16人を発表。この日…
第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)を主催する関東学生陸上競技連盟は10日、出場21校の登録選手16人を発表。この日、出場校の監督らが都内で行われた記者発表会見に出席した。
前回2位で3年ぶり9度目の優勝を目指す駒大は、卒業した篠原倖太朗(現富士通)を除き、前回7区区間新記録のエース佐藤圭汰(4年)、同5区4位の山川拓馬(4年)、同6区2位の伊藤蒼唯(4年)を始め、前回出走した9人全員がメンバー入りした。
最上級生の山川らが1年生だった22年度に、駒大は同校初の学生3大駅伝“3冠”を達成。藤田敦史監督は「いよいよ山川たちの世代が最終学年になりました。4年間の集大成です。この世代がいるうちに箱根を勝たせたい」と言葉に力を込めた。
今年は主力の佐藤、伊藤が故障で夏合宿に参加できないアクシデントもあったが、主将の山川を中心に鍛練を重ね「佐藤圭汰頼みではチームは勝てない。中間層の底上げという課題を持って様々なトレーニング、精神面の強化を図りました」と多くの選手が成長を遂げた。
10月の出雲駅伝は5位だったが、11月の全日本大学駅伝は「中間層が確立された」ことで、全員が目標の区間5位以内で走り、17度目の優勝を達成。とチームの士気は着々と上がっている。
目指すのは、3年ぶりの箱根制覇。「この箱根駅伝は佐藤圭汰、山川拓馬、伊藤蒼唯、帰山侑大の4本の柱がしっかりしています。4本柱を中心に、中間層を持って、自信を持った10人を登録できれば、総合優勝は見えてくると思います。なんとしても総合優勝を目指していく」。藤色のタスキが、新春の箱根路で一層輝く。
箱根駅伝の選手登録は各チームが例年12月10日に16人を登録。同29日に1~10区と補欠6人の区間登録を行う。往路(1月2日)、復路(同3日)ともにスタート時間(午前8時)の1時間10分前に当日変更が可能。変更は区間登録選手と補欠登録選手の交代だけで、区間登録選手同士の交代はできない。第98回大会から当日変更枠は4人以内から6人以内に拡大。ただ、1日で変更できる選手は4人以内。また、外国人留学生は登録2人以内、出場1人以内。
◇駒大(前回2位)
伊藤 蒼唯(4年)
帰山 侑大(4年)
佐藤 圭汰(4年)
森重 清龍(4年)
山川 拓馬(4年)〇
植阪 嶺児(3年)
小山 翔也(3年)
新谷 倖生(3年)
村上 響(3年)
安原 海晴(3年)
桑田 駿介(2年)
坂口 雄哉(2年)
菅谷 希弥(2年)
谷中 晴(2年)
篠 和真(1年)
牟田 凜太(1年)