◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 初日(10日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6525yd(パー7…

新人戦を首位タイでスタートした伊藤愛華

◇国内女子◇JLPGA新人戦 加賀電子カップ 初日(10日)◇グレートアイランド倶楽部 (千葉)◇6525yd(パー72)

11月の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)プロテストに合格した98期生による新人戦が開幕した。ことしは合格者22人のうち20人が出場。ともに18歳で現役高校生の伊藤愛華(埼玉栄高3年)と田村萌来美(ルネサンス高3年)が「66」でプレーし、6アンダー首位タイでスタートした。

伊藤はプロテストをトップ通過し、先週のQTファイナルステージ(最終予選会)も16位で来季レギュラーツアー前半戦(第1回リランキングまで)の出場権を獲得。「最近ショットが良く、パーオン率の高い安定したゴルフにつながっている」という好調をキープしている。7バーディを量産し、グリーンを外したのは1打目を池に入れて唯一のボギーとした17番(パー3)のみ。後半14番からいずれも2.5m以内を決めた3連続バーディで首位発進につなげた。

プロテストは「栄高の後輩に落ちた姿を見せたくない。それがモチベーションだった」という思いをプレーに乗せて、見事にトップ通過。新人戦でも初日から堂々のプレーを披露し、「残り2日間も悔いのないプレーをしたい」と意気込む。プロ初優勝を遂げて、再び後輩たちに最高の報告を届けたい。なお、高校卒業後は通信制の日本ウェルネススポーツ大学への進学を決めている。

4アンダー3位に前週のQTファイナルステージ(最終予選会)をトップ通過した倉林紅。3アンダー4位に2025年のナショナルチームに所属した藤本愛菜と、3人が通過した現役高校生のひとり、18歳の吉崎マーナ(沖縄カトリック高3年)が並んだ。

2アンダー6位にジ・ユアイ(中国)と、1999年1月生まれで“黄金世代”の木村円。1アンダー8位に今年の「日本女子アマチュアゴルフ選手権」優勝の中澤瑠来池羽陽向千田萌花が続いた。

<上位成績>
1T/-6/伊藤愛華田村萌来美
3/-4/倉林紅
4T/-3/吉崎マーナ藤本愛菜
6T/-2/木村円ジ・ユアイ
8T/-1/中澤瑠来池羽陽向千田萌花