カープ選手がお勧めする飲食店にデイリースポーツ鯉番が訪れてリポートする『赤ヘル戦士思い出グル巡り』。最終回は島内颯太郞…
カープ選手がお勧めする飲食店にデイリースポーツ鯉番が訪れてリポートする『赤ヘル戦士思い出グル巡り』。最終回は島内颯太郞投手(29)が通う「焼肉本家 くれや」(広島市南区)へ向かった。
広島市南区にある「焼肉本家 くれや」は、カープカラーの真っ赤な外装が目を引く一軒だ。シーズン中は外食を控える島内がオフの“ご褒美”として妻と足を運んでいる同店。「何を食べてもおいしいですよ」と笑顔で紹介してくれた。
店長の呉村龍一さん(49)は大阪府出身。「くれや」は今年で15周年を迎えた。看板メニューは「究極のタン塩」(2090円)だ。タンの根元部分「タン元」だけをぜいたくに使用した一品。多くの客をひきつける人気メニューは、呉村さんの「少しでも安くおいしいタンを食べてほしい」という思いから、赤字覚悟の値段設定。レモン汁がかかったネギを巻いて食べる“くれやスタイル”はタンのうまみをさっぱりと引き立てる食べ方として親しまれ、リピーターも数多くいる。
他にも広島名物の「コオネ塩」(1180円)、数量限定の「ハツ刺し」(979円)、「桜ユッケ」(979円)などここでしか味わえないメニューがそろう中、島内がお気に入りの一品は「チゲラーメン」(935円)だ。「辛いものが苦手なんですけど、くれやのチゲラーメンだけは大好物です」と絶賛する。実際に食してみると、くせになる辛さが特徴でシメにはもってこいの一杯になっている。
呉村さんは、島内の人柄について「見ているだけで本当にいい方だと伝わってくる」と笑みを浮かべる。来季からは選手会長の重責を担う右腕に対し、「島内さんらしく、頑張ってほしいです」とエールを送った。オフに入ってもトレーニングをはじめ、トークショー、テレビ出演など“フル回転”が続く島内。愛する「くれや」で英気を養い、新たな戦いへの準備を進めていく。