9日に行われたプロ野球の現役ドラフトで、阪神はヤクルトの浜田太貴外野手(25)を指名した。井上広大外野手(24)がロッテ…
9日に行われたプロ野球の現役ドラフトで、阪神はヤクルトの浜田太貴外野手(25)を指名した。
井上広大外野手(24)がロッテに移籍するが、浜田もまた同じ右打者だ。
阪神は明確に「右」に注目している。ドラフトで創価大・立石正広内野手(22)、日大・谷端将伍内野手(21)、筑波大・岡城快生外野手(23)と上位3人ともが右打ちと、意図を感じさせる指名だった。獲得を目指している新外国人候補、カム・デバニー内野手(28)も右打ち。
今季は原口文仁、渡辺諒、野口恭佑と右打者が退団したが、ちょうどその分を補うような形になる。
逆に、左打ち野手は支配下に10人だけ。長距離砲は佐藤輝明内野手(26)くらいで、ほとんどが俊足、巧打、中距離タイプだ。
阪神の場合、甲子園に吹く特有の「浜風」も関係しているとみられる。強い風が右翼方向の飛球を押し戻し、左打者を苦しめる。チーム編成上、右打者に目を向けるのは自然なのかもしれない。