「MLBウインターミーティング」(9日、オーランド) ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が報道陣の取材に…

 「MLBウインターミーティング」(9日、オーランド)

 ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長が報道陣の取材に応じ、来年3月に行われるWBCについて侍ジャパンの井端弘和監督と会談したことを明かした。

 内容については「侍ジャパンとのコミュニケーションを継続していくことだった」と明かした同編成部長。「我々は彼らの取り組みを全面的に支持しており、彼らも我々を支えてくれた。互いに敬意を払い強力し合いながら双方にとってプラスとなるように関係を築いていく。その取り組みは現在も続いている」と説明した。

 井端監督は監督会見のためフロリダ州オーランドを訪れており、その場で会談を持った模様だ。ドジャースには大谷翔平投手、山本由伸投手、佐々木朗希投手が在籍しているが、大谷はすでに参加を表明。山本、佐々木に関しては現状、未定となっている。

 同編成部長は「彼(井端監督)はMLBとの手続きが来週だということを分かっている。そしてその時にすべての情報が共有されるだろう」と明かし、現時点で「内部的な協議として選手や代理人との話し合いを行っている。その上でMLBに提出すべき書類があり、来週月曜日に予定されている」と説明した。

 この日、監督会見で井端監督は「全然変わらないですね。MLBからの返事待ちで。なかなかMLBが決まらないので、今はそこで止まっている状態」とチーム編成が停滞している状況を明かしていた。

 その上で日本人メジャーリーガーにこだわる理由について「実力どうこうより、このあいだ、日本で初めてピッチクロック、ピッチコムをやった時に慣れは必要だなと思ったので。そのへんはこちらでやられている選手というのがスペシャルだと思いますので。まだ日本の選手は機械の方に集中がいってたなと」。11月に行われた韓国との強化試合ではピッチクロックの影響か日韓の投手陣が制球を乱す場面が多々あった。日本でプレーする選手へのアドバイスも含め、可能な限り招集する意向を示していた。