巨人からポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す岡本和真内野手の代理人を務めるスコット・ボラス氏が9日(日本時…

 巨人からポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す岡本和真内野手の代理人を務めるスコット・ボラス氏が9日(日本時間10日)、取材に応じ、複数のメジャー球団が同内野手を三塁手として高く評価していることを明かした。

 11月21日からメジャー球団との交渉を開始した岡本についてボラス氏は「彼の市場価値については話さないが、内野を守ることができ、長打力を持つ選手がゲームにおいて貴重な存在であることは想像できるだろう」と大型契約での合意を示唆。「ほとんどのチームが岡本を三塁手として見ている。彼の守備に非常に感銘を受けており、彼のプレーに感心している。もちろん、一塁と三塁の両方をこなせる多才な役割で見ているチームもあるが、大半は彼を三塁で見ている」と話し、「本人は両ポジションに前向きだ」と話した。

 岡本は智弁学園から14年ドラフト1位で巨人に入団し、NPB11年の通算成績は1074試合、打率・277、248本塁打、717打点、OPS・882。NPB屈指の堅守のパワーヒッターとして本塁打王3回、打点王2回、ゴールデングラブ賞3回に輝いている。今季は5月に左肘のけがで長期離脱を強いられたが、69試合で打率・327、15本塁打、49打点、OPS1・014の好成績をマークした。

 今オフのFA市場は同じ内野手の村上やブレグマン、外野のタッカーといったスラッガーとともにその動向が大きく注目されている。