西武からポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す今井達也投手の代理人、スコット・ボラス氏が9日(日本時間10日…
西武からポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す今井達也投手の代理人、スコット・ボラス氏が9日(日本時間10日)、来年1月2日(同1月3日)に期限を迎える交渉状況を報告した。
ボラス氏は日本球界屈指の27歳右腕について「間違いなく最も速球を投げる投手であり、市場で最も若い投手の一人」、「能力は間違いなくトップクラス。疑いの余地はない。98マイル(約158キロ)を投げ、素晴らしいチェンジアップもある。先発ローテの中心となる投手としてみられている」と表現。「当然、多くのチームが彼に強い関心を示しており、我々も複数のチームと交渉を進めている」と経過を明かした。現在、交渉している球団の数こそ明かさなかったが、「今井を必要としない球団があるかどうかを想像してみてほしい。それが答えだ」と争奪戦の展開を示唆した。
現在、開催されているウインターミーティングの会場では、日本で今井が口にしたドジャース入り否定的発言も話題になった。ボラス氏は「その発言の背景には、ドジャースへの敬意がある。大谷や山本への尊敬も示している。彼が伝えたかったのは、もし彼らと同じチームでプレーできないなら、対戦することをいとわないということだ。日本でもずっと偉大な選手と競うことを楽しみ、敬意と感謝を抱いている。それと同時に彼はこれまでそうしてきたように彼らと戦う覚悟も合わせ持っている」と説明した。
今季は今季、西武のエースとして10勝5敗、防御率1・92の好成績を残した。投球回(163回2/3)を上回る178奪三振をマークするなど、メジャーでの評価も急上昇していた。