関東学生連合の登録選手について、16人から出走10人の選考は4項目をポイント化して決定することが9日、分かった。すでに…

 関東学生連合の登録選手について、16人から出走10人の選考は4項目をポイント化して決定することが9日、分かった。すでにチーム枠10校、個人枠6校の関係者に伝えられている。

 4項目は〈1〉予選会の個人ハーフマラソンの成績〈2〉予選会のチーム成績〈3〉11月~12月の1万メートル〈4〉12月中旬に行われる5キロ走3本の練習。

 例えば東大の秋吉拓真(4年)は〈1〉では個人12位で16人中1番手のポイントが加算されるが、〈2〉では東大が36位のため、16番手のポイントしか入らない。

 〈3〉は日体大長距離競技会など任意の1万メートルに出場し、記録を競った。〈4〉は合同練習で、5キロ3本の単独走を行う。本番前に必要以上に出力させないために上限タイムを設定。14分30秒を満点として、14分29秒で走っても加点されない。14分31秒以上の場合、タイムによって減点されていく。

 原則、4項目の合計ポイントが高い選手から希望区間を選択できる。連合を率いる法大の坪田智夫監督(48)らが熟慮して決めた選考方法について、連合の選手や所属チームの監督から「公平で分かりやすい」と好評の声が上がっている。例年より強い16人が集い、その中で、さらに強い10人が箱根路を走る。