◆アジア・チャンピオンズリーグエリート ▽第6節 町田3―1蔚山(9日・町田GIONスタジアム) 町田はホームで蔚山(韓…
◆アジア・チャンピオンズリーグエリート ▽第6節 町田3―1蔚山(9日・町田GIONスタジアム)
町田はホームで蔚山(韓国)に3―1で勝利した。年内最後の試合を白星で締めくくり、勝ち点を11に伸ばした。
今季の集大成をゴールで締めくくった。1―0の前半21分、FW西村拓真はMF仙頭啓矢のパスから抜け出し、ドリブルで持ち上がると、エリア手前から右足を一閃(いっせん)。相手GKの指先に当たるも、ボールは勢いを落とさずネットの中に吸い込まれ、貴重な追加点となった。
公式戦での得点は8月20日のリーグ戦第30節のG大阪戦以来。プレーの流れの中からの得点は、7月16日の天皇杯3回戦富山戦以来となった。約4か月ぶりの一発を「(仙頭)啓矢くんが取って早い段階でパスをくれた。そこからはゴールしか目指さなくて良かったので、まずは啓矢くんに感謝している」と振り返ると「最後こうやって勝って終われて、皆さんに感謝を示せたので、いい終わり方が出来た」と喜んだ。
今季はシーズン序盤からFW相馬勇紀とのホットラインから快調に得点を重ねたが、2戦連続にわたる脳しんとうなど、けがによる離脱を複数回経験。7月の東アジアE―1選手権も辞退を余儀なくされ、天皇杯決勝もピッチに立てず「ケガした回数が多いのは自己責任で、まだまだ自分の体を知れていない。100%やってきた中で起きてしまったケガではあるが、まだまだ物足りなさを自分の中では感じている。どれだけこのオフに自分の体を作り直せるかに取り組んでいきたい」と話した。
ただ、今季の経験は決して無駄にはしない。西村は「全てが自分の経験なので、この経験を生かしてどれだけ成長できるか」と来季以降を見据えると「自分のサッカー人生の中で毎年がピークになれるように、常に最高の自分を目指してやっていきたい」と言葉に力を込めた。