<AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):町田3-1蔚山>◇9日◇1次リーグ第6節◇町田市陸上競技場(Gスタ)…

<AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE):町田3-1蔚山>◇9日◇1次リーグ第6節◇町田市陸上競技場(Gスタ)

FC町田ゼルビアが、2025年の最終戦を白星で飾った。

ホームに蔚山(韓国)を迎え、3-1の快勝。ただ、後半2分までに3点のリードをしながら、追加点を奪えず。逆に同10分にロングパス1本からDFラインを破られて失点し、さらに危ない場面を作られるなど集中力を欠く時間帯も見受けられた。

黒田剛監督は「後半開始直後までは良かったですけど、点差のついたところから“まったりした”ような、いろんなところで甘さというか、緩さがすごく出てしまった。3-0であれば、悪くても3-0で勝ちきる。それがやっぱり常勝チームになるための大きなポイントになると思います。そこは来年の課題として、強化を進めていきたい」と話した。

“まったりした”理由については「多少やっぱり安心感が出てしまったというところだと思います」と反省。甘さや緩みを最も嫌う指揮官は「メンタルのところはさらに洗練させていく必要がある」と口にした。

それでも今季は11カ月に及ぶ長いシーズンで、公式戦52試合を戦い抜き、何よりも天皇杯でクラブ初のタイトルを獲得した。大きな成果を残した年となった。

「勝つこともあれば負けることもあるし、いいことがあれば悪いこともある。すごく息がつまったり、自分の中で思い悩んだ時期もありましたけど、でも最終的には選手がいろんな形で力になってくれたし、ファン・サポーターに背中を押された。支えてくれた方々が多くいたことでによって、何回もくじけかけたけど、上を向いて前を向いて一歩ずつ進んでいけたというのはすごくポジティブだったと思いますし、本当にどういう状況にあっても選手たちは下を向くことなく、タイトルを取ることをしっかりと達成してくれた。このACLも予選(1次リーグ)突破に向けてパワーをますます上げながら戦ってくれているのもあります。唯一、リーグ戦(6位)はもう1つ順位を上げたかったという後悔はありますけど、これは来年への課題ということで」

そう言った上で「この2025年という総括で言えば、いい年になったんじゃないかなと思います」と胸を張った。