プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者レネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)が9日、羽田着の航空便で来日した。17…

プロボクシングWBO世界ライトフライ級王者レネ・サンティアゴ(33=プエルトリコ)が9日、羽田着の航空便で来日した。17日、東京・両国国技館でWBA世界同級王者高見亨介(23=帝拳)との王座統一戦を控え、夫人、子供ら家族、陣営とともに母国から日本に到着。約18時間のフライトにも疲れた様子をみせず「うれしい思いで日本に着いた。ありがたく思っている」とリラックスした笑みを浮かべた。

今年3月、岩田翔吉(帝拳)に判定勝利し、王座獲得して以来のリングとなる。当初は9月に初防衛戦のプランもあったそうだが、結果的に高見と同様、いきなり王座統一戦となる。サンティアゴが高見に向けて統一戦を希望するダイレクトメッセージを送ったことが、王者対決のきっかけになったという。サンティアゴは「これは、とても大きなチャンスだ。ずっと統一戦をやりたいと夢見てきた。またトレーナーが統一戦をやるためのトレーニングをしてくれたおかげ」と感謝した。

王座獲得から約9カ月ぶりの試合となる。試合間隔は空いたものの「クレバーな練習で充実させてきた。100%の状態だ。必ず良い試合をして終わらせることができるだろう」と自信たっぷり。高見が王座獲得に成功した7月のエリク・ロサ(プエルトリコ)戦の動画もチェックしたとし「体のぶつかり合いがある試合をするつもりだ。グレートな試合になる」と力強く宣言した。

ライトフライ級の頂点を懸け、高見と戦うサンティアゴは燃えている。「君のホームに呼んでくれてありがとう。彼は勇敢な王者だ。必ず良い試合ができるだろう」とメッセージを送っていた。