男子テニスで元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)が、参加している日本テニス協会の男子代表冬季合宿(宮崎・ひなたTE…

 男子テニスで元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)が、参加している日本テニス協会の男子代表冬季合宿(宮崎・ひなたTENNIS PARK MIYAZAKI)で9日、取材に応じ、「(球足が)遅いコートなので、しっかり足を使って、基礎の練習ができる」と、新設されたハードコートでの練習をこなした。

 錦織は、例年、この時期は拠点とする米国にいて、翌年のオーストラリアに向け練習を始めた頃だ。協会の地方で行われる冬季合宿に参加するのは非常に珍しく、日本選手との練習に「楽しい。いい刺激になる」。加えて、若手の選手も参加しているため「特に若手にいい経験をしてほしい」と話し、ダブルスを組んだり、基礎練習に参加したりして、約2時間、しっかりと汗を流した。

 この日の練習前には、宮崎県からチームに記念品の贈呈があり、名産の宮崎牛や地鶏が贈られた。錦織は「(合宿の)メインは、日本一の宮崎牛や地鶏。ものすごくおいしい」と上機嫌。練習中も笑顔が絶えず、約500人が訪れた観客に、練習最後にチームを代表して「ありがとうございました。差し入れは自由にお願いします」と、ここでも笑いを誘うと、予定のなかったサインボール投げ込みまで行うなどサービス満点だった。

 代表合宿は8~18日まで行われる。錦織と西岡良仁は8~10日まで3日間の参加となる。錦織はその後、拠点とする米フロリダに戻りトレーニング。そして、2026年に向けオーストラリアに飛ぶ予定だ。26年初戦は1月5日開幕のツアー下部大会、キャンベラ国際の予定だ。