柔道女子48キロ級で昨夏パリ五輪金メダルの角田夏実(33)=SBC湘南美容クリニック=が9日に自身のSNSを更新。引退…

 柔道女子48キロ級で昨夏パリ五輪金メダルの角田夏実(33)=SBC湘南美容クリニック=が9日に自身のSNSを更新。引退報道について「最終的な決断にはまだ至っておりません」とつづった。

  「いつも応援してくださっている皆さまへ」と題し、「この度の報道により、皆さまを驚かせてしまったことお詫び申し上げます。会社や監督と何度も相談を重ねており、最終的な決断にはまだ至っておりません」と説明。

 「本来であれば、これまで応援してくださった皆さまに対して、私の言葉で直接お伝えする場を設け、最初の一言を自分の口からお届けする予定でしたが、報道が先行し、言葉になり切れていない想いが異なる形で拡散してしまったことを大変残念に感じております」とつづった。

 「これまで積み重ねてきた競技人生、支えてくださった多くの方々への感謝、そしてこれからの人生をどのように歩んでいくのか」とし、「そうした一つひとつに向き合いながら、正式に決断ができました際には、改めて公式の場で、私自身の言葉でしっかりとご説明させていただきます」と明かした。

 角田は今月7日、第一線を退く意向を固めたと報じられていた。

 角田はともえ投げと関節技を武器に、31歳11か月で初出場したパリ五輪を制覇。日本柔道史上では最年長の金メダルだった。また、団体戦でも2階級上のフランス銅メダリストから得意のともえ投げで一本勝ちするなど、日本の銀メダル獲得にも貢献。女子の軽量級をけん引してきた。

 パリ後は「どこまで目指せるかは分からないけど、やれるところまでやりたい」と現役続行を表明。28年ロス五輪は明確に視野に入れていなかったものの、体重無差別で争う4月の全日本女子選手権に出場。その後は実戦から離れていた。角田は今春、自身の活動について「まだ分からない」と語っており、今月7日までのグランドスラム東京大会も本人の意向で選ばれていなかった。

 ◆投稿全文

 「いつも応援してくださっている皆さまへ。

この度の報道により、皆さまを驚かせてしまったことお詫び申し上げます。

会社や監督と何度も相談を重ねており、最終的な決断にはまだ至っておりません。

本来であれば、これまで応援してくださった皆さまに対して、私の言葉で直接お伝えする場を設け、最初の一言を自分の口からお届けする予定でしたが、報道が先行し、言葉になり切れていない想いが異なる形で拡散してしまったことを大変残念に感じております。

これまで積み重ねてきた競技人生、支えてくださった多くの方々への感謝、そしてこれからの人生をどのように歩んでいくのか。そうした一つひとつに向き合いながら、正式に決断ができました際には、改めて公式の場で、私自身の言葉でしっかりとご説明させていただきます。角田夏実」