プロ野球の現役ドラフトが9日、実施される。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する制度で、22年に始まって今年で4回目…
プロ野球の現役ドラフトが9日、実施される。出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する制度で、22年に始まって今年で4回目。今年のセ・リーグ覇者の阪神は、過去3度で獲得した全員が翌年に活躍している「勝ち組」だ。
22年はソフトバンクから大竹耕太郎投手(30)を獲得。大竹は翌23年に自身初の2ケタ勝利を達成し、12勝2敗でリーグ優勝、日本一に貢献。その後も11勝、9敗と先発陣に欠かせない存在となった。
23年はオリックスから漆原大晟投手(29)を獲得。リリーフの一角として38試合に登板し1勝4敗、5ホールド。今季限りで現役引退となったが、移籍翌年にしっかりと戦力になった。
そして24年は巨人から畠世周投手(31)が加入。今季は「右手中指のコンディション不良」で出遅れるも、9月上旬から1軍に合流。中継ぎで12試合に登板し無失点。ポストシーズンでも戦力となった。
大竹は阪神に移籍するまで、キャリアハイは5勝だったが一気に飛躍。畠は右肘手術を受けた23年は1軍登板なし、昨季も1試合のみだったが、見事に復活した。今年もタテジマで変身する選手が現れるか。