出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する現役ドラフトが、9日に行われる。午後1時からオンラインによる非公開で開催され、…

出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する現役ドラフトが、9日に行われる。午後1時からオンラインによる非公開で開催され、必ず全球団から1人は出て、1人は入る仕組み。当日中に結果のみが発表される見通しだ。

過去3年間で計37選手が移籍。22年の第1回では阪神大竹耕太郎投手(30)が移籍後計32勝、中日細川成也外野手(27)は計67本塁打を放ち、ともに1億円プレーヤーになった。活躍を続ける選手がいる一方で、ここまで計16選手が退団している。

現役ドラフトの移籍選手の一覧は以下の通り。

(※は退団、引退の年。馬場はDeNAと育成選手契約)

■22年

阪神 大竹耕太郎

DeNA 笠原祥太郎 ※23年

巨人 オコエ瑠偉 ※25年

中日 細川成也

広島 戸根千明 ※ 24年

ヤクルト 成田翔 ※23年

ソフトバンク古川侑利 ※24年

日本ハム 松岡洸希

オリックス 渡辺大樹 ※23年

楽天 正随優弥 ※23年

西武 陽川尚将 ※24年

ロッテ 大下誠一郎 ※25年

■23年

阪神 漆原大晟 ※25年

DeNA 佐々木千隼

巨人 馬場皐輔 ※25年

中日 梅野雄吾

広島 内間拓馬 ※24年

ヤクルト 北村拓己 ※25年

ソフトバンク 長谷川威展

日本ハム 水谷瞬

オリックス 鈴木博志

楽天 桜井周斗 ※24年

西武 中村祐太

ロッテ 愛斗

■24年

阪神 畠世周

DeNA 浜地真澄

巨人 田中瑛斗

中日 伊藤茉央

広島 山足達也 ※25年、鈴木健矢

ヤクルト 矢崎拓也

ソフトバンク 上茶谷大河

日本ハム 吉田賢吾

オリックス 本田圭佑 ※25年

楽天 柴田大地

西武 平沢大河

ロッテ 石垣雅海

◆現役ドラフト 22年オフから導入された。各球団は外国人選手、複数年契約選手、FA資格選手、育成選手などを除き、指名対象選手(来季年俸5000万円未満)2人以上のリストを提出。来季年俸5000万円以上1億円未満は1人認められ、その1人を含む場合は3人以上のリストを提出。各球団は全体の対象選手リストの中から指名希望を議長に通知する。他球団からの希望を最も多く集めた球団が最初に指名。指名された球団が次に指名する流れを繰り返し、1巡目は必ず各球団1人が出て、1人が入る。2巡目は今回から「指名意思あり」「指名意思なし」「不参加」のいずれかを議長に通知。移籍の活発化を狙い、獲得意思がなくても放出のみで参加できる方式となった。リスト、会議は非公開。