◇カーリング ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選(8日、カナダ・ケロウナ) 女子予選リーグで、8大会連続の五輪出場を目指…

◇カーリング ミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選(8日、カナダ・ケロウナ)

 女子予選リーグで、8大会連続の五輪出場を目指す女子日本代表(世界ランク5位)はスキップ・吉村紗也香率いるフォルティウスがトルコに10―5で開幕5連勝。3チームで争われるプレーオフ進出を決めた。

 序盤からビッグエンドの応酬となった。第1エンド(E)は後半の日本が2点を先取。続く第2Eは相手スキップの好ショットがあり、3点を奪われたが、第3Eは吉村が相手のミスを見逃さず3点を奪い返した。第4Eはブランクエンド。第5Eは日本がスチールして6―3で折り返した。

 第6Eは吉村が2投目をハウス(円)中央に置き、相手にプレッシャーをかけた。後攻の相手スキップの最終投はミスショットとなり日本が2点スチール。第7Eは相手が2点を奪取。第8Eは吉村の最終投で相手のストーンを出して、2点を奪った。トルコが負けを認めるコンシードで開幕5連勝を手にした。吉村はショット成功率94%をマークした。

 サードの小野寺佳歩は試合後、中継局のインタビューに応じ「2エンド目に少し苦しい展開もあったが、次のショットに切り替えて、複数得点を重ねられた」と振り返った。第7Eではダブルテイクアウトに成功。再び3点以上の大量失点のピンチだったが「いいショットを決めて、吉村選手につなげることができた」と笑みを浮かべた。

 第3戦は腰痛で欠場したが、「腰の状態も良くなってきて、どんどんパフォーマンスも上がってこれる」と万全な様子。「あと2戦予選残っているので切り替えて、さらに良い試合を重ねてプレーオフに向けて頑張りたい」と今後へ意気込んだ。

 男子日本代表のSC軽井沢クラブは韓国に8―5で制し、3連勝。3勝1敗で2位につけている。

 男女の4人制は各8チームで出場枠「2」を争う。予選リーグの1位と2位のチームが決定戦第1戦で対戦し、勝者が出場枠を獲得。敗者は決定戦第2戦で、予選リーグの3位と対戦し、勝者が出場枠を手にする。