楽天宗山塁内野手(22)は、タイトル獲得へ単独自主トレで己を磨く。明大から24年ドラフト1位で入団すると、1年目から主力…

楽天宗山塁内野手(22)は、タイトル獲得へ単独自主トレで己を磨く。明大から24年ドラフト1位で入団すると、1年目から主力として122試合に出場。球団新人歴代2位の112安打を放ち、規定打席にも到達した。プロ入り後初の自主トレは「誰とってわけではなく1人でやろうと思ってます。一番は自分の感覚を大事にしたい」。知人に紹介してもらった鹿児島県内の施設で行う予定だという。

あえて1人での自主トレを決断した。若手は親交のある同世代や実績十分の先輩に弟子入りするケースが一般的だが「自分のやりたいことに集中したいというか、自分の時間でできる期間は全体練習になると、なかなかそうはいかない部分が多い」。課題と向き合い、本当に必要だと思う練習に時間を割くつもりだ。

今季は新人王を逃したものの、ルーキーでは99年上原浩治(巨人=日刊スポーツ評論家)、松坂大輔(西武)以来26年ぶり、新人遊撃手では81年石毛宏典(西武)以来44年ぶりとなるベストナインに輝いた。さらなる飛躍に向けて来季以降は、ゴールデングラブ賞、最多安打、首位打者などのタイトル獲得を見据える。「ほんと取れるタイトルは全部取りたい」。その基盤を作るためにも充実のオフを過ごす。