ヤクルト中村悠平捕手(35)が8日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億5000万円でサインした。昨…
ヤクルト中村悠平捕手(35)が8日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億5000万円でサインした。昨オフから3年契約を結んでおり、来季が2年目。
今季は74試合に出場し、打率2割3分、1本塁打、11打点。「ふがいないですよね。試合数もそうですし、成績的にも全然だったので。もう1度、レギュラーと呼ばれるような立ち位置になれるように」と背筋を伸ばした。
熾烈(しれつ)な正捕手争いが続く。今季は古賀優大捕手(27)が最多の87試合に出場。中村悠は「自分に対するイライラもありましたし、もっとできるんじゃないかという感情があったのも確か」と振り返る。
池山隆寛監督(59)が率いる新体制でのプロ18年目へ。「もう1回自分の地位を築き上げないといけない。まだまだ譲る気はさらさらないですし、そこは自覚を持って。野手最年長になるので、そういう自覚もより一層持ってやっていきたい」。経験を武器に、扇の要として戦い抜く。
来春のWBCメンバー入りも見据える。23年の世界一の瞬間はマスクをかぶり、ドジャース大谷と抱擁を交わした。「候補に選んでいただいていることはありがたいことですし、選ばれればすごく光栄なこと。WBCもそうですけど、チームも。どちらも根気入れていきたい」と固く誓った。(金額は推定)